自宅のキッチンで菓子製造業許可を取る(その5)

自宅のキッチンで菓子製造業許可を取る(その5)

自宅のキッチンで菓子製造業許可を取るまでのことをつづります。

やっと吊戸棚が届き、取り付けたあと電気屋さんが来てくれて工事終了。
なんとか延期した検査日に間に合いました。

検査日までに・・・

検査日までにやることは「冷蔵庫に庫内温度計を付ける」「衛生管理計画をたてる」「衛生管理計画に基づいて毎日のチェックリストを作る」です。
庫内温度計は冷蔵庫と冷凍庫の2つ。これは買ってきてつけるだけ。
衛生管理計画をたてるというのは、保健所によって違うのかもしれませんが、私のところではチェック方式の表をもらいました。
A3用紙の両面に各管理項目について「いつ行うか」「どのように行うか」「問題がある場合にはどうするか」に、それぞれ「始業前・始業後」「温度計で確認する・その他」「原因を確認する・修理を依頼する・食材の状態を確認する」などの選択肢が書いてあるもの。

自分がどのようにやっていくかを選択してチェックを付けていきます。
毎日のチェックリストは見本があるのでコピーして使ってもいいし、自分で作ってもいいとのこと。
私はずっと飲食業で働いていたので、そういったチェックリストは当たり前のものでしたが、初めて目にする人にはそこそこ面倒なものに感じるかもしれません。

検査当日

図面を見ながらどこをどう変えたかを説明してチェックしていきます。
新しくつけたドアはぴったり閉まるか、手洗い場の水は出るかなど、検査自体は10分もかからずに終了しました。

特に冷蔵庫の中や棚の中を見られることはありませんでした。
無事に許可がおりたので、翌日から使えるようになります。
正式な許可証は2週間後ぐらいに取りに行きます。

このあと忘れてはいけない届け出

マルシェやその他の場所で販売したりするときの届け出を、許可をもらったキッチンの住所で届け出ます。
市区町村などが絡んでいるマルシェだと実行委員会が一括で保健所へ届け出をしてくれるので、実行委員会に記入を依頼されたものだけ書いて提出すればよいのです。
が、そうでないマルシェの場合は、各店舗がそれぞれ保健所に届け出をしないといけません。
食中毒が起きた場合に保健所がすぐに追えるように、ということらしいです。