自宅のキッチンで菓子製造業許可を取る(その3)

自宅のキッチンで菓子製造業許可を取る(その3)

自宅のキッチンで菓子製造業許可を取るまでのことをつづります。

簡単な設計図をもって再度保健所へ

建設会社が作った簡単な図面をもって再度保健所へ。
OKが出ればそこで初めて着工になります。
保健所がOKを出していないのに工事を始めてしまって、出来上がってから「これではダメです」となったら目も当てられませんからね。
家を建てたときの設計図に上書きするような形の簡単なものでしたが特に問題ありませんでした。

その際に確認してきたこと

キッチンを囲むことはできたとしても、その中にエアコンを設置する場所がありませんでした。
密閉された空間に空調がなくても大丈夫ですか?ということ。
これは問題ないそうです。
夏はどうするんだろう・・・と思いましたが、最悪は休業ということで・・・。

次に手洗い場について。
手洗い場こそスペースがないので新たに取り付けることができません。
苦肉の策で、ビルトイン食洗器を取り外して、そのスペースに洗面台を付けることにしました。
そこなら新たに水道を引っ張ってくる必要もありませんし。
ですがもともと食洗器が入っていた場所ですから通常の洗面台よりもかなり低い位置に付くことになります。
手洗いの洗面台は床から何センチ以上といった決まりはありますか?という質問。
これも特に決まりはないとのことで、手が洗えればいいそうです。
ただ気を付けるのは、手を洗ったあと水栓にふれずに水を止められる構造であること、です。
さすがにその狭いスペースでは肘で水栓を操作するタイプは使えませんからレバー式だと許可がおりない可能性があります、とのこと。
足踏み式も構造的に無理があるので、センサーかプッシュ式を付けてくださいといわれました。
最終的にこんな感じに。

1階のトイレに洗面台はありますか?と聞かれました。
我が家のキッチンは1階です。
トイレを使ったあとに手首より上の方まで洗えるような大きさの洗面台を確保しなければいけないんだそうです。
1階のトイレに小さな洗面台はついていますが、それが保健所の求める大きさのものかどうか分からないので、申請のときに2階にある洗面所の図面も添付することにしました。
トイレの洗面のことなど考えたこともなかったのでちょっと驚きました。

その4へ続く